創業10周年を記念して、日経新聞に全15段の一面広告を出稿したのは2010年のこと。不用となったパソコンや携帯電話などの小型家電に含まれるレアメタル、いわゆる「都市鉱山」を宅配便で回収するという想いを込めたビジョン広告でした。
私たちは2000年の創業以来、インターネット・リユース企業として日本最大級の中古書店NETOFFを運営し、日本全国の家庭に眠る本、DVDなどを宅配便で買取りするサービスを展開してきました。この宅配買取の仕組みを活用して、これからは「都市鉱山」を回収しリサイクルするサービスを全国に普及させたい。家庭に眠る「捨てるのがもったいない」ものを、日本人みんなが箱詰めして宅配便でリユース・リサイクルできる。そんな世の中を実現したい。やがて日本が世界を牽引するリサイクル先進国となったときに、私たちが普及させたからだと言われるような存在になりたい。そう強く願ってきました。
構想から4年。当初は想定していなかった小型家電リサイクル法が制定され、2014年1月、私たちは環境省、経済産業省から全国を対象とした認定を取得しました。今、これまでの願いを実現させるスタートラインに立っています。これから第2創業として、社名も新たにリネットジャパングループとして生まれ変わり「宅配リサイクルで世界を変える」挑戦を続けていきます。
プロフィール
profile代表取締役社長
グループCEO
黒田 武志
Takeshi Kuroda
1965年大阪府生まれ。1989年トヨタ自動車(株)に入社し、国内・海外のアフターマーケット部門の企画業務に従事。1998年同社を退社後、ブックオフコーポレーション(株)の起業家支援制度の第1号として(株)ブックオフウェーブを設立。2000年には(株)イーブックオフを設立し、2005年にネットオフ(株)に社名変更する。2013年リネットジャパン(株)を設立し、ネットリサイクル事業を開始。「宅配リサイクルで世界を変える会社」を目指し、世界に類を見ないユニークなビジネスモデルを日々進化させている。